コロナにより2年程、ほとんどのコンサートが中止になり
くやしい思いをしておりました。
久しぶりに生音を聴くことができ、とても嬉しかった。
奏者はピアニスト。チェンバリストでもある方で
2018年にチェンバロ・ソロを聴きに行き、魅了されました。
今回はピアノデュオで、曲目はすべてシューベルト。
シューベルトは大好きな作曲家で、それだけに期待で胸が高鳴り
心臓の音が隣席に聞こえないかしら・・・と思うほどでした。
第一音が弾かれたと同時に美しさに引き込まれ
身体の中がすべて、シューベルトの音で作られているかのような感覚。
奏者が、鍵盤をたたいていない片方の手を音色に合わせて揺らす仕草も
とても美しく、タクトを振っているようにも見え
その動きに合わせて身体も揺れ、全身で楽しみました。
名演奏をCDで聴くことはできますが、やはりコンサートは
生演奏でしか味わうことができない感動があります。
これからも、安心してコンサートを心行くまで楽しみたいものです。
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